106F フォトショップ・ルーム

「レンズ補正」 やだ〜、私、太って写るから・・・ これは昔、集合写真を見ながらよく聞かされていた言葉です。 そう、フジの6×9判を使ってブロニーフィルムで撮っていた昔は、 端のほうにならんだ人はちょうどレンズ周辺部になり、 歪によて外側へ伸びて写ってしまうのです。 特に広角レンズになるほど周辺の画像が伸びてしまい、 これを防ぐには、カメラ(レンズ)自体を変えるしかありませんでした。 望遠になると歪も少なくなりますが、大勢で並んで撮る集合写真では、 スペースの都合で、思い通りにいきません。 10年くらい前より、デジタル処理ができるようになってからは フィルムスキャナーで6×9判ネガをスキャンして 目つむりの修整や欠席者の合成もできるし 端の方を部分選択して縮める事が出るようになりました。 デジカメで撮るようになってからは、さらに楽になり、 フォトショップのCS2では「フィルタ」→「変形」→「レンズ修正」で 周辺歪みもあおりも一発で修整できるようになり、多用しております。 周辺が伸びてしまう部分は、これだけではうまく行きませんので、 フィルターの「ゆがみ」を使って一人一人なおしておりますが、 本当に作業がはかどるようになったものです。
                
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