108F 特集ルーム

「ファイルサイズと転送スピード」 デジタルカメラの解像度、どんどん上がっていますね。 もう一度おさらいすると、L判サイズには200万画素程度なので 1600ピクセル*1200ピクセルぐらいの画素が最適です。 はがきサイズでは、300万画素程度。 キャビネサイズで400万画素、 A4サイズに伸ばすことを前提とする場合は、800万画素ぐらい。 この画素が足らないと画質が落ちるし、この画素をオーバーすると 容量を圧迫してコピーや取り扱いに負担がかかる。 でも、「ひょっとして大きく使うかもしれない」という考えが残る限り 撮影時に大きな画素数で撮ってしまいます。 用途がはっきりと決まっている場合には、サイズで迷いませんが、 とりあえずおさえておかなければ・・・と言った状況では、 最大限の利用範囲を考えて、RAWで撮ったり、いちばん大きな解像度で 撮ってしまうのはしかたありません。 そんな状況が続くと問題になってくるのはカード容量と転送速度です。 JPEG保存の場合は、圧縮率を高くして容量を小さくすることはできますが、 圧縮率はそのまま画質にひびいてきますので、 圧縮率を変えて画質を落としたくはありません。 結局のところ、デジタルカメラ自体の解像度が高くなるほど ファイルサイズが肥大化して転送に時間がかかるようになります。 カード容量については、1つの画像が大きくなるよりもすごいスピードで カードの容量がどんどん大きなものが発売され、価格もぐんと下がって きましたので、カメラとともに買い足していけばいいだけです。 ただ、転送速度については・・・と思って、ごたごた試していたら カードリーダーによって転送速度がえらく違うことがわかりました。 同じUSB2.0の仕様のカードリーダーでも、です。 スタジオで撮影したRAWデータ約500MB分のデータをいろんな カードリーダーでPC本体へコピーしてみたところ、 速いものでは約1分でしたが、3分近くかかるものもあり、 内蔵タイプで5分の表示が出るものもありました。 ノートのUSB1.1に至っては話にならないくらい遅くて使い物になりません。 使用しているメモリーカードとの相性もあるかもしれませんが カードリーダーの種類でこんなにも差があるなんて、いいんでしょうか? 知らない人が損をする時代なんでしょうね。
                
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