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「レイアウトのツボ その7(画像文字比率の要素)」
画像文字比率の要素は、文章中心なのか写真中心なのかの度合いで、
文章が多いほど説明的で理性的になる。
詳細な説明により信頼度も上がり、堅実な印象を与える。
逆に文章の量を減らせばうっとおしさも薄らいで写真のイメージが
ストレートに伝わるようになり、情緒的で見る人にそのまま伝わる。
どちらも極端なものと言うよりは、目的に応じたバランスが肝心になる。
その他で注意する点としては、余白の使い方と文字を画として扱う場合。
余白はゆとりを表し、情緒や自由さを重視する商品にふさわしく
華やかな開放感があります。
文字を多く使っていても実用っほくしたく無い場合は、
そろえ方を不揃いにしてみたり、外形としてデザインしてみたり、
文字の一部を画として配置してみたりすることでカジュアルさが出てきます。
商品自体に魅力があり、説明する必要の無いものなのか、
実用的な機能を多く含み、しっかりした解説が必要なものなのかを
十分に見極めて両端からのバランスをとってレイアウトをしましょう。
もうひとつ付け加えることとして、この画像文字比率の要素は、
慣れによって時代とともに若干移動するみたいです。
普段から見慣れているものの画像文字比率を変えてみると、なんとなく
違和感を感じると思います。
でもその違和感は、見慣れてくれば苦にならなくなることから、
学習の効果で変えられる要素でもあるんです。

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