118F フォトショップ・ルーム

「レベル補正の基本操作2」 さて、前回の続きです。 それぞれの画面の出し方についてわかったところで、 今回は各チャンネルと、調整するスライダの意味です。 レベル補正のチャンネルは、その時の画像のモードによって変わります。 通常の写真画像である「RGBカラー」のモード時は、 「RGB」「レッド」「グリーン」「ブルー」の4種類あります。 印刷によく使われる「CMYKカラー」モードになると、 「CMYK」「シアン」「マゼンタ」「イエロー」「ブラック」と、 5つのモードになります。 「全体を一緒に操作するチャンネル」+「それぞれの色だけのチャンネル」 と言う意味になります。 明るい部分、中間調、暗い部分のそれぞれの部分の色を変えたいときは 色のチャンネルを操作し、 明るい部分、中間調、暗い部分の濃さを変えたいときは 全体のチャンネルを操作することになります。 余談ですが、「Lab」モードでは、 チャンネルパレットには4つのチャンネルとして表示されますが、 レベル補正のチャンネルは、濃度をあらわす「L」と、 色成分の「a」「b」の、3種類のみになり、 全体を操作する「Lab」と言うチャンネルはでありません。 「L」と同じことになってしまうんでしょうね。 で、先ほど出てきた「明るい部分、中間調、暗い部分の濃さを変えたいとき」 なのですが、レベル補正の画面を見ると、三角のスライダが5箇所あります。 このスライダを動かして画像の補正を行います。 真ん中にある山のようなグラフのような絵が画像の成分です。 0から255の濃さのレベルがあり、画像の中に どのレベルの濃さが何ドット分あるのかをあらわしています。 その配分を三角スライダを動かして変更するのがレベル補正です。 まず、上の段にある3つの三角スライダ。 このスライダは、左から黒い三角、灰色の三角、白い三角と3つあり、 黒い三角は、その三角から左側は真っ黒になると言う意味です。 白い三角は、その三角から右側は真っ白になると言う意味です。 という事は、黒い三角から白い三角までが変更後の範囲になります。 言い換えると、黒い三角の位置が真っ黒になるレベルで、 白い三角の位置が真っ白にするレベルになると言う意味です。 白も黒も変更せずに明るさを変えたいときは、真ん中の灰色のスライダを 動かして中間調の濃さを変更します。 では、下にあるグレースケールについている三角は何かと言うと、 真っ白と真っ黒のレベルを決めるスライダです。 イメージ的には、上の三角を範囲外まで持っていくような感じかな。 真っ黒を薄くしたり、真っ白をにごらせたりと、 ハイキーやローキーな調子に仕上げるときにはこれを触ります。 どれくらい動かすと、どれくらいの効果が出てくるかは 画像によって変わってきますので、 数多くの画像を処理して感覚をつかんでくださいね。
                
   次の講座へ     前の講座へ     118Fロビーへ出る