118F 資料室

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ━━━━━ インターネットメールで届く・デジタル写真専門誌 ━━━━━ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏    デジタル写真セミナー 2008  5月号     No.140 ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏    「pst.jp」もしくは「www.chitanet.or.jp/users/tok/」 ┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏                   まぐまぐ発行・配送数: 6859 部                  めろんぱん発行・配送数: 1036 部 《目次》  ・ [特集] デジタルカメラのほこりチェック           ・ [連載] 入力の知恵・画像の知識           (新デジタル写真用語集! Part26)  ・ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク           (レベル補正の基本操作2)  ・ [連載] 思いつきのショートコラム           (エコってどうなの)  ・ いいもの紹介 (LEDランタン) ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ===== はじめに ===== おっと、すでにてっぺんまわってしまっている。 で6月は出張が多い月。 4.5.6とキャンプ、11.12.13は東京、他にも単発が目白押し。 よっしゃ、気合い入れるぞ。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [特集]「デジタルカメラのほこりチェック」 レンズの一体になったコンパクト機ではあまり気にすることではないけど デジタル一眼レフでは、レンズ交換でほこりが入り込んだり ズーミングで吸い込んだりして、 ほこりがカメラ内部に入ってしまうことがあります。 でもまあ、ただ吸い込んだだけでは問題もたいしたことはありませんが、 シャッターの中にある受光素子の表面に付着すると大変です。 なんたって、切るコマ切るコマすべての同じ位置に ホコリが写ってしまうからです。 ほとんどの一眼レフでは、メンテナンスモードにセンサークリーニング という項目が付いています。 レンズをはずして、これでシャッターを開放して覗き込んでも 肉眼で見えるような大きなほこりなんか見つかりませんよ。 では、チェック方法です。 絞り優先にしてレンズをいちばん絞り込んだ状態で、オートフォーカスを 解除してボケボケにし、画面一面に青空なんかを写してみてください。 そしたら画像をパソコンに取り込みます。 100%表示にして画面チェックです。 うっすらとした黒っぽいものや、まーるくムラになっていたり ちょっと濃くなっているぼんやりした円があれば、 それがほこりが付着していると言うことです。 早速、メンテナンスモードのセンサークリーニングを行いましょう。 シャッターが開いたらカメラのマウント部を下に向けて、 下からブロアーで風を吹き付けてください。 けして「B」バルブで開かないでくださいね。 クリーニングが終わったら、もう一度青空の撮影です。 ほこりが減っていれば成功です。ほこりが移動していれば それは除去できるほこりですので、根気よく取れるまでクリーニングです。 どんなにやってもビクともしない影は、おそらくカメラ内部から出た オイル成分を含むものだったりします。 これは簡単には取れないので、ダストデリートデータ収得をしておきます。 そして時間のあるときにでも、サービスへ清掃に出すのがいいですね。 ちなみに、自動クリーニング時は、カメラを下に向けないでね。 ほこりがシャッター幕に落ちて、シャッターを切るとまた舞い上がって 再付着するそうなので。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [連載] 入力の知恵・画像の知識 「主観付き新デジタル写真用語集! Part26」 さて今回は、「め・も」から始まる用語をご紹介します。 「メインメモリ」 データやプログラムをコンピュータ内に記憶する装置のこと。 この容量が小さいと、画素の大きな画像を快適に操作することができないので 高画素の画像でレイヤーを多く操作する場合は、 できるだけ大容量のメインメモリを搭載しておきましょう。 「メカニカルマウス」 光センサーを使わない、ボール式のマウス。 光学式ではうまく扱えないような細かな作業には欠かせなかったが、 レーザーマウスがだんだんと高性能になってきて、もういいかな。 「メガピクセル」 文字通り100万画素以上の解像度を持つデジタルカメラの機種のこと。 もう今の時代は当たり前で、Lサイズのきれいなプリントには 200万画素を超えていれば、あとは画素の問題ではない。 「メモリカード」 フラッシュメモリを採用しているカード型の記憶装置。 保存記憶を維持するために電気を必要としないので、SDやCFカードとして デジタルカメラの画像保存に使われている。 「メモリカードリーダライタ」 パソコンのUSBなどを利用してメモリカードの読み書きを行なう機器。 デジタルカメラを使っている以上、頻繁にお世話になっている。 この機器によって、データの転送速度が大きく変わってくる。 「モアレ」 画素が相互に干渉することによりできる周期的な縞状のパターン。 印刷物をスキャナーで取り込むとよくわかる。 デジタルカメラでは出にくくなっているが、モデルの着ている生地や 縞の袴、日本家屋の千本格子でも発生することがある。 「モノクロ画像」 モノクロと言えば、銀塩時代では色の無いモノクロ写真を指していたけど、 デジタル時代になってからは、グレーの諧調すら持たない白黒2値だけの 画像の事を言うようになったらしい。 「文字コード」 文字や記号一つ一つに割り当てられた固有の数字のこと。 英数字の文字コードは1バイトで、日本語などの全角文字は2バイト。 いろんな規格の文字コードがあり、気にしだすと気にかかる。 「文字化け」 ひらがなや漢字などが意味不明な記号に置き換わって表示されてしまうこと。 本来の文字コードと違う文字コードで読んでしまったりすることが主な原因。 他の原因で文字化けすることもある。 今回は、「め・も」から始まる用語でした。ではまた。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク 「レベル補正の基本操作2」 さて、前回の続きです。 それぞれの画面の出し方についてわかったところで、 今回は各チャンネルと、調整するスライダの意味です。 レベル補正のチャンネルは、その時の画像のモードによって変わります。 通常の写真画像である「RGBカラー」のモード時は、 「RGB」「レッド」「グリーン」「ブルー」の4種類あります。 印刷によく使われる「CMYKカラー」モードになると、 「CMYK」「シアン」「マゼンタ」「イエロー」「ブラック」と、 5つのモードになります。 「全体を一緒に操作するチャンネル」+「それぞれの色だけのチャンネル」 と言う意味になります。 明るい部分、中間調、暗い部分のそれぞれの部分の色を変えたいときは 色のチャンネルを操作し、 明るい部分、中間調、暗い部分の濃さを変えたいときは 全体のチャンネルを操作することになります。 余談ですが、「Lab」モードでは、 チャンネルパレットには4つのチャンネルとして表示されますが、 レベル補正のチャンネルは、濃度をあらわす「L」と、 色成分の「a」「b」の、3種類のみになり、 全体を操作する「Lab」と言うチャンネルはでありません。 「L」と同じことになってしまうんでしょうね。 で、先ほど出てきた「明るい部分、中間調、暗い部分の濃さを変えたいとき」 なのですが、レベル補正の画面を見ると、三角のスライダが5箇所あります。 このスライダを動かして画像の補正を行います。 真ん中にある山のようなグラフのような絵が画像の成分です。 0から255の濃さのレベルがあり、画像の中に どのレベルの濃さが何ドット分あるのかをあらわしています。 その配分を三角スライダを動かして変更するのがレベル補正です。 まず、上の段にある3つの三角スライダ。 このスライダは、左から黒い三角、灰色の三角、白い三角と3つあり、 黒い三角は、その三角から左側は真っ黒になると言う意味です。 白い三角は、その三角から右側は真っ白になると言う意味です。 という事は、黒い三角から白い三角までが変更後の範囲になります。 言い換えると、黒い三角の位置が真っ黒になるレベルで、 白い三角の位置が真っ白にするレベルになると言う意味です。 白も黒も変更せずに明るさを変えたいときは、真ん中の灰色のスライダを 動かして中間調の濃さを変更します。 では、下にあるグレースケールについている三角は何かと言うと、 真っ白と真っ黒のレベルを決めるスライダです。 イメージ的には、上の三角を範囲外まで持っていくような感じかな。 真っ黒を薄くしたり、真っ白をにごらせたりと、 ハイキーやローキーな調子に仕上げるときにはこれを触ります。 どれくらい動かすと、どれくらいの効果が出てくるかは 画像によって変わってきますので、 数多くの画像を処理して感覚をつかんでくださいね。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [連載]  思いつきのショートコラム 「エコってどうなの」 最近よく聞くエコ替えとか言う言葉。 僕もつい先日、キャンプで使っているガスのテーブルランタンを LEDのものに変えたところです。 すごく明るくて、ガスでマントルを焼く小型のテーブルランタンよりも 明るいぐらいで、とてもLEDとは思えないくらいの優れものなので、 下のコーナーで詳しく紹介します。 ただ、使わなくなったランタンは廃棄物になるわけでしょ。 新しいものを製造する負荷と、不要になったものを処分する負荷がかかる。 なんだかいいのかわるいのか・・・ やっぱり、何でも「使い切る」のがいちばんのエコじゃないかと。 電池のランタンになった訳だけど、 せめて充電式の電池なんてわざわざ新調せずに、 使いきれていない使い捨てカメラの電池を最後まで使ってあげようかなぁ なんて、決めたところです。 使い切るエコを実践して、気持ちのいいキャンプの夜にしたいなぁ。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ いいもの紹介 「LEDランタン」 と言う訳で、本当に使えるLEDランタンをご紹介します。 品名は「GENTOS EX-777XP Explorer Professional」とちょっと長い。 電球色の雰囲気ある灯りで、 マントル発光の小型テーブルランタンよりも光量はあると思う。 ただ、惜しいことに、配光があまりよくない。 斜め上にまぶしいほどの明るさがあり、横や斜め下はそれほどでもない。 要するに、明るい色のタープなら申し分なく全体を照らせるけど 暗い色のタープの場合や、より明るさが欲しいときは 逆さ釣りすることになる。 あとは、雰囲気あるまたたきのモードが欲しいところかな。 それから肝心の電池。単1仕様なのです。 しかし、撮りっきりのカメラの電池は単4か単3。 単3ならアダプタがあるので問題ないが、単4は自作する必要がある。 フィルムケースが近い大きさなので、 キャンプの夜長に呑みながらこしらえる事とします。 ┏┏┏  おしらせ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ 表面のさらりとした微粒面カラー印画紙。自家処理店向に小分けしています。 例えば、305mm幅90m巻10,000円、254mm幅、203mm幅も取り寄せできます。 表面同士やガラスにくっつかないから写真集・額装用に。 _______________________________ ご相談は、このメールマガジンの返信で。 ■職業としての写真関係者のための「リアルML」やってます。   詳しくは、ホームページにて。  ========================================================================== ■デジカメ画像をアルバムにしてみませんか?■ P-Book(ピーブック)はパソコンで簡単に作れるオリジナル写真集サービスです。 無料専用ソフトで写真集の作成から注文まで簡単に行えます。 http://af1.mag2.com/m/af/0000102851/001/s00000000926004/012 ========================================================================== ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 質問、投稿、渚のビールも大歓迎、   機器の評判やうわさ話、モニターテストも承ります。 □ このメールマガジンへのご意見ご感想、質問、転載許可やお恵みは   「tsujitoku@gmail.com」を半角英数字にしてお寄せ下さい。   メールが多いので「デジセミ:」から始まる題名でお願いします。   ※迷惑メールのあまりの多さに、アドレス変えました。 □ 配信の解除・変更は、こちらからは配信先アドレスが確認できないので   http://www.chitanet.or.jp/users/tok/の「会報のご案内」ページにて   登録者ご自身で登録・解除をしてください。 □ このメールおよび内容により生じる損害・トラブル等について   いっさいの責任は負いません。 □ このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を   利用して配送しています。ID=1481 ( http://www.mag2.com/ ) □ このメールマガジンは、気になるメルマガスタンド『めろんぱん』も   利用して配送しています。ID=482 ( http://www.melonpan.net/ ) □ 広告募集 http://www.chitanet.or.jp/users/tok/koukoku.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏    デジタル写真セミナー 2008  5月号     No.140 ┏┏┏┏ ┏┏┏┏       発行人  辻徳 / Photographer       発行所  T+One DESIGN (辻写真館 pst.jp)            http://www.chitanet.or.jp/users/tok/ Copyright (C) 1997-2008 by Tokuaki Tsuji Presented by "PhotoStudio TSUJI" Shinmaiko, Chita-city, Aichi ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
                
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