118F 特集ルーム

「デジタルカメラのほこりチェック」 レンズの一体になったコンパクト機ではあまり気にすることではないけど デジタル一眼レフでは、レンズ交換でほこりが入り込んだり ズーミングで吸い込んだりして、 ほこりがカメラ内部に入ってしまうことがあります。 でもまあ、ただ吸い込んだだけでは問題もたいしたことはありませんが、 シャッターの中にある受光素子の表面に付着すると大変です。 なんたって、切るコマ切るコマすべての同じ位置に ホコリが写ってしまうからです。 ほとんどの一眼レフでは、メンテナンスモードにセンサークリーニング という項目が付いています。 レンズをはずして、これでシャッターを開放して覗き込んでも 肉眼で見えるような大きなほこりなんか見つかりませんよ。 では、チェック方法です。 絞り優先にしてレンズをいちばん絞り込んだ状態で、オートフォーカスを 解除してボケボケにし、画面一面に青空なんかを写してみてください。 そしたら画像をパソコンに取り込みます。 100%表示にして画面チェックです。 うっすらとした黒っぽいものや、まーるくムラになっていたり ちょっと濃くなっているぼんやりした円があれば、 それがほこりが付着していると言うことです。 早速、メンテナンスモードのセンサークリーニングを行いましょう。 シャッターが開いたらカメラのマウント部を下に向けて、 下からブロアーで風を吹き付けてください。 けして「B」バルブで開かないでくださいね。 クリーニングが終わったら、もう一度青空の撮影です。 ほこりが減っていれば成功です。ほこりが移動していれば それは除去できるほこりですので、根気よく取れるまでクリーニングです。 どんなにやってもビクともしない影は、おそらくカメラ内部から出た オイル成分を含むものだったりします。 これは簡単には取れないので、ダストデリートデータ収得をしておきます。 そして時間のあるときにでも、サービスへ清掃に出すのがいいですね。 ちなみに、自動クリーニング時は、カメラを下に向けないでね。 ほこりがシャッター幕に落ちて、シャッターを切るとまた舞い上がって 再付着するそうなので。
                
   次の講座へ     前の講座へ     118Fロビーへ出る